ブログ

ビルダー教室講師のブログです。

ブログ一覧

宗嘉の和菓子:藤の花

 

ほろほろと風にこぼれる藤の花。
薄紫の美しい花が、雫の滴るがごとく咲いています。古の佳人を偲ばせるその印象的な形。

 藤の花弁は、外側は薄く儚げ。
ですが芯はしっかりとした紫色。
そんな佳人を宗嘉は、和菓子用の針を用いて一つひとつ表現しました。

 風に揺れる藤の花。
花は儚げでありますが、蔓はしっかりと大地からその肢を延ばし、しなやかに逞しくしたたかに、陽の光を捉えます。

 儚げで、しなやかで、したたかで…
こんな女性にいつの世も男性は魅了されてしまうのでしょう。かの光源氏も。

 古の佳人と男子の禁断の恋の味。藤の花。





2021年05月02日

宗嘉の和菓子:野の舞


 

初夏を思わせるうららかな陽気の中、黄色い小さな蝶が野を舞っています。お目当ての花を見つけてひと休み。静かで美しい1シーンを宗嘉が切り取って和菓子に仕立てました。

 宗嘉の和菓子の色は、いつも無理のない自然なもの。それが私たちの心をホッと和ませます。
茶室の中に居ながら、いつも自然を近くに感じられる幸せを思います。
 
 楊枝にあらがわず柔らかな感触の練り切り。
口に含むと優しい甘さが広がります。
身体に負担のかからないちょうどいい甘さ。
それでいてしっかりと和菓子として存在感もあり、その後の抹茶を心待ちに作法の一つ一つを見届けます。
 
 抹茶を喫む、その時に宗嘉の和菓子は完成するようで、口の中に残る微かな甘さと抹茶の苦味が重なります。ここで一つ深い息が漏れるのです。

 片手に収まる小さな和菓子。
両手の平で包んでいただく一服の抹茶。
このわずかな量で十分に満たされる。
そのような大人の心の在り方に、本当の豊かさを感じるのであります。

2021年04月30日

いちご大福🍓

 

『今日の新作和菓子も自信あるんだ!』
よし庵の教室長、立川宗嘉がニコニコしながらお皿に乗せたのは、いちご大福。
お行儀よくちょこんとお皿に座っています。

 注目したいのは大福の生地。
白さに上品な透明感があります。
表面はまるで絹のような滑らかさ。
うっすらと纏った細かい粉が光を乱反射させています。中の苺の鮮やかな赤色🍓と、その周りの白餡の色が透けています。生地はほんの少し青白い。
静謐さを備えた月のよう。
とても美しい、いちご大福です。

 お味にもその美しさが表れています。
注目したいのは、生地の甘み。
スッキリとした甘みで後を引きません。
生地の感触はとても薄くて滑らか。
楊枝の扱いも易しく茶道のお稽古にふさわしい存在のいちご大福です。

 幸せを呼ぶ、よし庵宗嘉のいちご大福🍓
皆さまのお稽古でも味わっていただけましたら…
とても嬉しいです😊

2021年03月21日

弥生桜


 

肌寒さが和らぎ、太陽の輝きも増してきました。
出勤途中の桜の木に目が留まりました。ちらほら…と蕾がほころび始めた桜の立ち姿。

『もうすぐ春ですね♬』
なんて昔の歌謡曲を口ずさみながらお稽古を始めましたら、宗嘉先生が今の季節にぴったりの和菓子を作ってくれました。


 弥生桜🌸
ちょうど今時期の桜の木をイメージされたとか。
三分咲くらいの柔らかな桜の蕾の和菓子です。
これからの活動的な季節を期待させるような瑞々しさを感じます。

 口に入れると、しっとり柔らか。
中の餡には、桜の葉も練り込まれています。
少し塩気を帯びた桜餡から、ふわりと春の風が舞うように風味が鼻から抜けていきます。
その風味はとても微かで軽やか。ゆっくりと心を落ちつけて静かに集中して味わいたい和菓子です。
茶道のお稽古にふさわしい気品のある和菓子。
ぜひ皆様にも味わっていただきたいと思いました。


2021年03月20日

姫りんご 初もみじ

姫りんご🍎

この秋、よし庵のお庭に可愛らしい林檎が実りました。
白雪姫のようにかじりつきたくなる真っ赤なりんご。
少し小ぶりのりんごちゃん。
半分に切ると、ちょうど真ん中に種が!
どこまでもリアリティを追求する宗嘉先生らしく、今回も本物そっくり!
こちらのりんごちゃんを和菓子教室で一緒に作りましょう。
タネも仕掛けもある宗嘉マジックを間近でご堪能くださいませ🍎

初もみじ🍁

すっかり秋めいて過ごしやすい季節となりました。
柔らかいおまんじゅうを飾るのは、赤く色付いた一枚の紅葉。
紅葉狩りにお出かけしているような気分を味わいながら、一服のお茶と共にお召し上がりください。
中の餡子は爽やかなレモン風味🍋。
口溶けの良さが絶妙です。

2020年02月10日
» 続きを読む